初任者の日々の積み重ね

『学校を創りたい』という野望を持ったペーペー教師です。2年で修了するはずが、闇の1年を経て、3年で大学院を修了し、現在は大阪の公立中学校で中学1年生の担任と理科の先生とサッカー部の顧問をしている26歳です。

2018年初日練習

今日は午前中勉強会、『学び合い』を異学年で簡単にできるということで早速お試し実践。「各々冬休みの宿題に取り組みながら困っている人が積極的に教えてあげてほしい、わからん人は今のうちに積極的に聞きに行くように」とだけ指示してあとは40分間自由に『学び合い』をした。私は教室の1番後ろで授業プリントの添削。40分✖️2回の中起きたことの一つを紹介。1年生が2年生の英語を教えていた。ただやはりこれが恥ずかしいことだという認識がまだ強い。1人が「皆見て!おもしろい光景!」と冷やかしたことでその光景は途中で終わってしまった。本当はその時間の最後に伝えないといけなかったけどできなかったので明後日の第2回勉強会の初めに以下のことを伝えようと思う。

「この前の勉強会の時に、二年生が一年生に英語を教えてもらっていた。でも皆がそれを冷やかしたから学び合いは終わってしまった。きっと皆は年下に何かを教えてもらうことは恥ずかしいことだと思っているよね。それは本当に恥ずかしいんかな。例えば君たちが大人になり、今のInstagramみたいな流行りの新しいSNSが出てきたとしよう。そのSNSは世界中の人と英語を使わずに日本語で会話ができるとする。君たちはこのSNSを使って海外の人に自分の開発した商品を紹介したい。もし会社の後輩でこのSNSを既に使って商品の紹介をしている人がいたら、その人に使い方を聞くのと、ネットで自分で使い方を調べて始めるのではどちらが会社にとって、自分にとって特だろうか。わからないことをわからないままにすることは自分にとって1番損だ。自分1人でネットや本を調べて学ぶのも時間が損だ。すぐそこにわかっている人がいるのであれば、それが男だろうが女だろうが、年上だろうが年下だろうが、「教えて」と言って教えてもらったほうが絶対自分にとって特だよね。できないことわからないことは恥ずかしいことではない。わからないままにしておくことが恥ずかしいことだ。それはしっかり頭に入れといて下さい」

 

午後からは風間八宏さんのDVD「止める」を見て、細かく意識してボールを止める練習。「一回一回のプレーをなんでミスしたのかどうしたらいいか振り返りながらやりなさい」と指示して単純な対面パスを行った。まだ始めたばかりでミスが多いが、私自身が感覚を掴めてきたので彼らも続けたらわかってくるだろう。

そのあとは2対2。チャレンジ&カバーの練習。伝えたことは次の4点

「チャレンジは自分の思っている距離の一歩前まで詰める」

「カバーはチャレンジした選手が抜かれたらカバーできる位置で、且つ自分のマークに パスがきたらチャレンジできる位置」

「敵が後ろを向いたら厳しく寄せる。カバーの選手はインターセプトを狙う」

「まずは自分のやりたいプレーを味方に言葉で伝えなさい。攻撃でも守備でも、それができないとサッカーはできない。」

 

子どもたちのサッカーしている時の目が本当に変わってきている。

1番は勝ち負けに拘れるようになった。最後までボールを追い、スライディングする子もでてきた。

あの子達はきっともっと強くなるよ。楽しみです。