初蹴り
今日は今年最初の部活。
子供たちは駅からグランドまでの道のりで迷子になり、1時間ほど歩き回ってようやくグランドに到着しました。
私は先に着いていたので電話で道案内をして待っていたのですが、ついてすぐの副キャプテンの一言目が「先生、遅れてすみませんでした」。文句を言っている子も一人もいませんでした。
「あぁ、そういう言葉を言える子もでてきたんだな。全然すみませんじゃないし、逆に先生がお疲れさんって言葉をかけてやりたい。でもその一言はすごく大事だよ」と心で思っていました、伝えた方がよかったかな…
すぐに練習を開始して、まずは単純な対面でのインサイドパス。
風間さんの本とDVDで言っていたことを伝えながら「面ではなく、点で止める」「次のプレーにすぐに移れないトラップは全てトラップミス」ということを重点的に伝えました。もっともっと一つ一つの質にこだわってプレーできるように毎日意識してやっていこう。
その後は3チームに分かれてのリーグ戦。
「1巡目はエキシビションマッチやで~、2巡目から本番やで~優勝したら豪華賞品、負けたら外周やで~」
ということでスタート。
少し前までは勝ち負けにこだわれない子たちだったが、もう違います。試合が始まると目の色が変わります。指示の声はなぜか今日が1番でます。やっぱり自由に楽しみながらサッカーをやることが1番なんかなと思いました。
あるチームは1巡目で負けてしまって雰囲気最悪。2年生の2人が喧嘩を始める一歩手前でした。そんな中、一年生が「怒った言い方じゃなくてちゃんと作戦会議しよう」と一言。私は「おーお前めっちゃええこと言うやん。ええこと言ってるけどその寝癖で言われてもなー」とちゃちゃをいれながら見守っていたのですが、結局どのチームよりも長く話し合い、作戦会議をしていました。
2巡目の結果は全チーム1勝1敗。
結果、全チーム外周。私も外周。
5キロの道のりを自由なペースで走りました。
今日改めて思ったことは、「指導者が気持ちの面で一歩引いていたら、良いプレーをみつけやすくなり、子どもたちをほめやすくなる」ということ。
やっぱり子どもたちが自主的に頑張っている姿はほほえましいし、キラキラして見えます。
良い気分で解散して子どもたちはまた電車で帰ったのですが、やっぱり彼らは
これでは終わりません。代表の子から電話がきて、「最寄り駅まで着いたんですが、2人とはぐれました。」とのこと。結局2人は遅れてきたのですが、皆で移動している意味、集団行動のルールを明日再確認しないといけないなと思った、そんな部活でした。